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絶対音感♪ [テレビ関連]

世の中には素晴らしい音感を備えている人がいるもので、音名当てる程度や幾つかの部分音抽出程度じゃあ、そんな方々の前じゃあコッ恥ずかしくなるくらいスゴイ能力の人がいるわけですね。音感の良し悪しってぇのもピンキリだってぇこってすな。

左近治のヘッポコ耳など偉そうなコト言えるものではありませんが、とりあえずは五体満足であれば能力を研ぎ澄ますことが可能であったであろう時に音楽や調律やらを日常生活において軽視されていた場合は、その能力は研ぎ澄まされるどころか、器楽的な意味での音感は失せてしまうのがごく普通の方々なのではないでしょうか。

ただ、サビついたその音感とやらも言語や声などの認識の能力となるとまた変わってくると思いますし、特に日本人の場合は言語習得および文字を覚えることで、音を文字に置換してしまう作業を覚えるようになると、ここから慌てて音感鍛えようとしても相当難しいのではないかと思っています。

また、音感が音の周波数の精度そのものに大体話題が行ってしまうようですが、音感が鋭い人ほど符割の細かい速いパッセージやらの聞き取りやらにも能力を発揮しますし、そういう方面の精度も語られるべきだと思います。

私の手元にも幾つか絶対音感について述べている文献がありますが、興味深いことは、それが遺伝したり、健常者だけではなく盲目の人の出現頻度の高さなど、そういう事実を述べている研究があったりと、実に奥が深かったりします(10年くらい前にベストセラーになった某書とは違いますよ)。


本日、NHK総合午後11時から「解体新ショー」にて絶対音感について放送されるようですから、興味のある方はご覧になるなり録画の用意をしてみてはいかがでしょうか。

NHKが絶対音感について語ることについて興味深いのであるので、「ウワーすげー」などで集約されるような類のものでもないでしょうから(笑)、後々賞賛するなりミソ付けるなり、一見の価値はあると思います。

ネットでひとたびググっても、絶対音感というキーワードはやたらとネットユーザーの琴線に触れる言葉なのか、その興味深さが伺い知れるってぇモンです。

左近治の場合、新たな絶対音感の検証や研究の類が無ければ勿論答は判っているんですが、絶対音感の良し悪しのみならず、曲解を無くして絶対音感について知ることができる放送であってほしいと思っております(笑)。

それにしても、食い付き良さそうなネタですなNHKさん。スレたバスでも入れ食いになるようなエサかもしれません(笑)。