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車内での音楽 [MONDO]

音楽にふれ合う時間というのは一般的にはどういうシーンだろうか!?と考えてみると、通勤時やジョギングしていたりする時の気を紛らわせ程度に聴いているとか、そんな感じだと思うんですな。後は車の運転中とか。自発的に唄う、例えばカラオケとかクラブやライヴに赴いたりとか。

ある程度リラックスしながら聴きたいという欲求というのは、生活の中で疲弊した時間の気を紛らわせたり癒したりという効果を知らず知らずの内に用いていると思うワケですな。

一旦、音楽の方へ耳を注力させれば、例えば通勤・通学途中のiPodで耳栓式いわゆるカナル型のイヤフォンを装着すると、てめえの歩行の雑音やコードが体に触れる音やら、唾液を飲み込む音というのをとても顕著に感じるんですな。

つまるところ、外界の音をできるだけ遮断して注力しようとしても、音楽そのものを疎外するという、てめえが結構なノイズ源となっていることに気付かされるのであります(笑)。ましてやカナル型イヤフォンしながらお菓子やら口にした日にゃあ、うるせーコトうるせーコト(笑)。

道理で、医者が聴診器付けて心音聴いたりしている時に声出すと、ケツの穴の小さいタイプの医者は怪訝そうな顔をするワケだ(笑)。たぶん、相当デカい音として聴こえているでしょうからね(笑)。泣きじゃくる子供にニコニコ聴診器当てている医者など目にしたコトがない。こんな苦痛毎日味わってりゃあ小児科も減るワケだ(笑)。

第三者の音には神経質になっていたはずなのに、てめえ自身が雑音ソースだったということをカナル型イヤフォンであらためて知れたコトではあるんですが、何も他人に迷惑をかけるように奇声を挙げたり動き回っているワケでもありません(笑)。静かにしているつもりでも、なんだかんだ言いながらも、本当にくつろげる空間でゆったりと音楽を聴いている時間だって、よっぽどオーディオにこだわっている人ではない限り、外界の音だって結構耳にしているはずなのに遮断している気持ちになれるのは、カクテル・パーティー効果に過ぎないんでしょうな。

車だって、どんなに静かな車と言われる車に乗った所で車内空間が無響室になるワケではないし(笑)、ロードノイズだろうが、道路上での外界の音などタカが知れている、とばかりに慣れた時にはいつの間にか外界を馬耳東風にして、音楽を聴いていたりするだけのこと。車内で相当音量上げて音楽鳴らせば、外界の音はマスキングされるでしょうけど、これだと誰かを乗せていても会話すら厳しくなるのが現実(笑)。それでも音にこだわるという不思議な車社会での音への欲求。

ある程度運転に慣れてくると、危険察知をしながらもリラックスすることはできますね。確認動作と運転操作に慣れてくれば余裕が出てくるからでしょうけれど。

一旦iPodを車内に持ち込むと、それまでのカーオーディオの操作性が「コレなら事故を招いても致し方ないな」と思えるくらい、実に単純明快で安心できてしまうんですな。

ハンドル周辺に赤外線リモコンを使った操作を可能にしたのもカロッツェリアやケンウッド辺りから出ていたものの、iPodの操作性というのはそれらをも軽く凌駕する操作性。こりゃ車社会でも普及して当然だわな、とつくづく感じたモノであります。

とはいえ車を運転する上で音楽とはマストなモノではなく、危険回避や確認動作こそがキモなワケですよね(笑)。そんな重要なところに注意力が散漫となってしまえば途端に事故を起こすことなど自明。

車の事故を起こしそうな人というのは運転以外の動作が大きい(笑)。それに加えて目の動きよりも首の動きが実に大きい(笑)。車の運転や確認が巧い人ほど首の左右の動きは最小限にとどめて、首の角度の動きよりも広角で眼球を動かしているんですね、実際は。都市部の交通量の多い交差点で首を片方にしか向けていない人など、本当に危ない運転しますよね(笑)。一方しか見ていないモンだから。最近ではこーゆー運転手を見つけては、発進直後のスピードを利用した当たり屋とか結構多いですもんね。社会がこんなんだから当たり屋も増えるんでしょうが、つい最近じゃあひき逃げ続発で、中学生が車運転していたなどと物騒なニュースがあったモンです。

しかしながら、車の免許取得というのも実はターニング・ポイントに差し掛かっているコトへの予兆だとも思うんですな。免許取り立ての卒業ドライブで事故って死亡とか。そんなニュースは毎年後を絶たない。バイクの方が年齢が低く免許を取れるから車よりもスクーターの方が機動性が高いために、マナーのない運転手は車よりも危険。

車離れが声高に叫ばれるようになっているのは、車の免許取得までの年月が若年層にとっては長く感じられてしまうから、モラルを欠いて四輪世界を知らぬまま運良く歳を重ねているだけで、早くから車の運転取得させていた方が、まったく身動き取れない渋滞の中でも、バイクのようなモラルを欠いたすり抜けは不可能なのだし、社会秩序を認識させるには免許取得年齢を引き下げた方が効果的なのではないのかなーと思うんですな。どうせ無謀な運転で事故って命を落とす分子は年齢問わずそれほど変わらないでしょうし。

そうは言っても歩きながら道路上で音楽聴いていれば、カナル型なら特に外界の音が遮断されているのに等しいので危険は伴います。前から来るチャリンコには対応できても後ろから来るチャリンコには結構危ない思いしたコトあります(笑)。私など某所の市営バスにひかれそうになった時もあったモンでさぁ(笑)。バスの物音すら気が付かない、と(笑)。

車を運転する立場になれば、私は人はひいたコトはありません。ひかれた事は2度ほどありますが(笑)。

アレはもう20年以上も前のコト。中山競馬場が改修の時期で東京開催が長かった頃ですね。オグリキャップが現役バリバリの頃でした。

車で東京競馬場に赴いた左近治とその友人達。車を停めて是政3丁目の交差点の横断歩道を横切る時に左近治、ものの見事に4tトラックにぶつかりました(笑)。下記の写真参照。

アホ左近治事故現場側面から
是政3丁目の交差点

crossing_koremasa1.jpg


歩行者信号は赤だったんですが、画像の左から右への進行方向の手前車線が停まっていたので私は青に変わるモンだと思って友人と会話しながら先を急いだつもりで歩いていっちゃったんですな。

実はその車線、奥の車線は左通行化。すなわちそのトラックにぶつかった、と(笑)。幸いだったはその日は雨で路面が低μ路。さらには冬場だったので、私がナイロン素材のブルゾンに手を入れて寒さをしのいでいたという点、厚手のデニムを履いていたという点、
左近治が柔道の心得があったという点、車がおそらく減速途中という点。

車にぶつかった瞬間、私の左肩口に大きな衝撃があったんですが、吹っ飛びながらも私が体の重心を落としたコトで姿勢が変わってこーゆー姿勢になったんですな↓


=================orz


よく見かける絵文字ですね。四つん這いになった感じの。ホントは仰向けに転びそうだったんですが、すかさず重心落として体勢を変えた結果、ぶつかった車と対面するような体勢になっちゃった、と(笑)。なんと人間とは無力なのか。四つん這いでぶつかった車に土下座するかのように7〜8メートルスッ飛んだんですな。その距離だいたい↓

crossing_koremasa2.jpg


車の方は30km/hでしたでしょうか。たったこれくらいのスピードでも人間とは実にモロいモノだとスッ飛びながら思っていたモンですよ、ココまで吹っ飛ばされたコト柔道じゃまず無かった、と(笑)。直進車だったらヤラれていたかもしれません(笑)。

この時の左近治は左大腿部に青アザ作っただけで無傷。運転手、顔面蒼白で降りてきましたが(笑)「私の不注意でもあるし、車ヘコんでるし、競馬行きたいし、色々後でハナシするにしても家族に余計な心配させたくねーしイイか」と思ってそのまま大丈夫ですよ、と運転手に伝えて競馬へ。運転手の方、足震えたまま棒立ち状態でした。交差点ではやたらと注目を浴びておりましたっけ(笑)。

自分が運転する側になったら、同一方向の別車線が停車中の辺りの横断歩道付近の物陰には細心の注意を払っています。左近治みたいなのが絶対いますんで(笑)。「見えないけれども、ほーら来るぞ」なんて思ってるとホントに学生がヒョッと出て来たり。こーゆーので予測が当たると逆に嬉しいですけどね。

こういう経験があったので道路上では慎重になることが出来たワケですが、いくら慎重になっていても自分の好きな音楽の欲求がその心得を低下させてしまう、と。だからこそバスにもハネられそうになるコトに直面するんだ、と。没頭するのも場所弁えないとダメってこってすな。歩道を走るチャリンコに注意して逆ギレされる悲しい世の中。屋外で音楽にふれあうにも注意が必要ってこってす。