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ツイン・スネア [ドラム]

チョット前にNHK BS-hiにて東京JAZZ 2008をやっていましたっけ。2日目は見なかったんですが(笑)。

今年のTV放送のシメは何を持ってくるのかと期待していたら、やってくれました!「Come On, Come Over」。この曲、左近治がベースを始めた時の練習フレーズのひとつでして、実に懐かしく感じました。それに加え、いつしか自分も歳を重ねたものだとあらためて知る事に。

音程の正確さだったらアルフォンソ・ジョンソンの方が素晴らしいと思います。が、ジャコ全盛期を知る方であらば、ジャコ・パストリアスという音楽家の偉大さと言ったらそれはもうスゴイもんでして、私も憧れたものでした。

今現在、当時のジャコのようにもてはやされるベーシストがどれだけ居るのか!?というと居ないに等しいでしょうな、残念ながら。そんな時代に感銘を受けていたドラマーのひとりがハーヴィー・メイソン。私の場合は当時ガッドにどっぷりでしたが(笑)。

とりあえずハナシは変わって、私が今年の東京JAZZで注目していたのはハーヴィー・メイソン。なんだかんだいって一挙手一投足には釘付けでありましたし、やはりドラミングはもとよりチューニング巧いよなぁと、ツイン・スネアの醍醐味を堪能したのであります。

ツイン・スネアのサブのスネアというものは概ねティンバレスを模した感じでアクセントに使うのが主流だと思うのでありますが、メインのスネアやサブのスネアをセッティングしても肝心のチューニングが決まらなければハナシにならないので、ただでさえひとつの打楽器のチューニングに手をこまねいてしまっている人はスネア2つセッティングしたところでガラリと違う音2つセッティングしてしまうようでは無い方がマシ(笑)。

屋敷豪太だって藤井学だって、キース・カーロックだってツイン・スネアは巧みに使いますな。私がそういうキットを想定してミックスする場合、定位は振りませんけどね。

スネアを使い分けることもあれば、時にはマレットやらブラシ、あるいはホット・ロッドなど使うコトだってあるドラマー。ただ、DAWの音源でそれらを使い分けるとなると手っ取り早いものではToontrackのSuperiorとか。とはいえこういう部分にはまだまだ蔑ろにされているような気がするんですな。そういう所を拡張するとなると現在よりもデータ容量としては増大するワケでありますが。

ハードディスクのデータサイズもそろそろ大幅アップしてきそうな変遷期。AppleがZFSをサーバ向けだけではなく汎用OSに導入する頃がRAID環境も相当推し進めてくるとにらんでいる左近治。まあ、そんな頃にはドラム音源やらもさらに変化すると思っております。希望的観測ではありますが。