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やっぱり不安な守備組織 〜岡田ジャパンW杯最終予選バーレーン戦〜 [Football]

それにしてもハラハラドキドキのバーレーン戦でした。まさか最後の最後で2失点食らうとは・・・。中村憲剛の3点目が無かったらと思うとホントに冷や汗モノです。

2点リードして後は流してカウンター気味に行けばイイだろ、という思いがあったかもしれません。3点目が入る前のクロスバー直撃2連発とか(笑)。

とはいえ私が危惧するのは失点シーンばかりではなく、前半19分42秒〜20分00秒までのシーン。録画されていた方は是非確認してもらいたいですな。

相手GKからの放り込み、一旦中澤がヘッドでクリア。またそれから競り合いになるものの、放り込まれたので日本のDF陣は一気にラインを下げているんですな。事もあろうに内田もサイド上がり気味で、逆サイの阿部が引いて3バックのようにして対処しています。

しかし、ボランチの遠藤と長谷部の連携がどうも攻撃主体。しかもボランチのどちらか一人でも下げてしまったDF陣との間をケアするワケでもなく、ふたりとも狭い局面でボールを囲い込もうとするだけで日本のDFラインとの間にポッカリスペースを作る、と。

ココでバーレンのFWのひとりが下がってボールをサポートしに行きます。クサビとなって。そこで引いてきたFWとバーレーンの中盤とスクリーンプレーされて、遠藤と長谷部は置き去りにされる、と。

こういうシーン。散々先のウルグアイ戦でも見られましたね。ウルグアイはスクリーンに入る際、FW1枚と中盤からの2枚のスクリーンを仕掛けていたワケですが、これにて一気に裏突かれて数的有利作られてしまっていたシーンと同様なんですな。

ウルグアイ戦から結局こういうシーンを目撃してしまうということは、岡田ジャパンの守備戦術では大したモノじゃあないなというのを確信してしまわざるを得ないんですなあ。

あそこで中澤が削りに行くほどプレッシャーをかけるにしても余計な警告を受ければ、現在の日本の守備陣を考えれば中澤が出場停止になるリスクだけは極力回避したい。しかもセットプレーでの重要な得点源にもなり得る大事なメンバー。

でも岡田監督は結局遠藤と長谷部にボランチを託している以上、あれで失点していたら言い訳にならないのでありますが、幸か不幸か。私が感じたのは失点せずに済んだもののウルグアイ戦での再三にわたるピンチと失点シーンと全く変化がないんですよね。

就任当時はW杯で世界3位をブチ上げ豪語した指揮官。まさかアジアグループ3位狙っているワケではないでしょう(笑)。これほどモロい守備組織しか形成できないようでは選手からの信頼もそれほどではないのではないかと穿った見方をしてしまうくらいヒドイものでした。

結局のところ、内田のケアから招いてしまっている守備不安だとも思えるんですけどね。協会は速やかに監督切るべきですよ、ホントに。私は感情だけでこう述べているワケではないんですから。

守備意識があの程度では心許ないというのが正直な感想であります。なにせウルグアイ戦での修正が見受けられなかったという所が重要なポイントですよ。更迭するなら今のうちですな。