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たまに聴くレコード [たわごと♪]

最近はレコードに針を落とす機会がめっきり減ってしまった左近治。デジタル音声こそが全て!とばかりに盲信してしまいがちな現代社会であるものの、同じアルバムのCDとレコードを聴き比べしてみてもCDでは聴こえにくい音がレコードにおいて再現力がアップすることなど多々あります。もちろんレコードを聴くためのカートリッジ、リード、ケーブル類などの特性がそうさせているとはいえ、やはりアナログの妙味は尽きることがないんですが、なんだかんだ言ってCDで済ますことが多いのが現実。

そんなにデジタルを懐疑的に扱わなくてもよかろうにとは思うんですが、アナログに金かけた世代としてはやはりアナログの音は忘れられないものであります。

まあ、次世代のデジタル信号処理にもフィードバックできそうな技術など期待が膨らむものもありまして、意外にそういう次世代の規格もお茶の間レベルに浸透するのは早いのではないかとも思っております。

例えば先も風力発電による低周波問題。この時語ったのが「回折」。

どんなにメタボな人が海に入ろうと、さざ波ですら防げないものです(笑)。体の背後には波からすれば人の体など無かったかのように波打っておりますね。これもまた回折。

音波、水波でも回折があるように、光でも回折はありますな。

例えば目の前に手のひらかざして指を閉じます。指の間には僅かな隙間が出来て、向こう側を覗き込むことができますが、よ〜く見ると向こう側の景色がにじんで見えますね。これもまた光の回折。

光からすれば指という物体に当たって振動を続けようとする。ぶつかることのなかった光とでは僅かな位相差が生じてこうなるわけですね。また、妨げられたことでの干渉。このコヒーレントな観点がデジタル社会に次なるフェーズへと向かわせる可能性が秘められているということに興味津々の左近治。エヴァネッセント光を利用して、従来のCDのレーザーピックアップからの読み取りエラー訂正すら減少させるかもしれません。CPUだってトランジスタの集合体ではなく、光学ケプラーのような動作のスイッチングになるかもしれません。

「8種類の位相差作ってそれを制御したCPUなんて作れるんだろうか?」などとか、その辺のテクノロジーに疎いクセして無い知恵使ってアレコレ考えている左近治。オプティカルデジタルだってエヴァネッセント光に置き換わるかもしれないし、それによるデジタル同期の精度が従来よりも数百倍高まる可能性だって秘めているかもしれません。外部クロックジェネレータ無しで。とすると、汎用機器においてもそのようなフィードバックがあればデジタル音声も恩恵にあやかれるかもしれないなど、デジタル部分もまだまだ発展できるんだろうなと思うことしきり。

通常デジタル信号だってかなり揺らいでいるのが実際ですからね。この辺りがもっと改善される可能性を秘めていると思うとワクワクしますな。従来のリファレンスとされたデジタル音声すら「にじみ」と形容できるくらい変わるかもしれません(笑)。

ただ、アナログ回路を介在させた音の変化のようにはいかないかもしれませんけどね。EQとかも恩恵受けるかもしれません(デジタルの)。

そういえばMIDI端子も光学カプラーによるスイッチングでの動作ですし、コンプなどもこういう動作で応答速度のクセというものを利用しているものがありますね。人間の視覚は感覚の中では最も応答速度が速いと思うんですが、耳がそれより遅いからといって耳の感覚を軽視してしまってはいけません(笑)。耳など10オクターヴ以上の帯域があるのに、光など1オクターヴ弱にすぎない(笑)。特定の色見させて白地見させりゃ残像だって残るのが目のヘッポコな側面(笑)。

目の応答速度のスケールが耳にフィードバックできそうなナノ・テクノロジー。いや、もうピコの世界に突入しようとしているのかもしれませんな。ΔΣ変調も多分変わっていくんでしょうなあ。次なるステージへと。