SSブログ

飛び道具フレーズ [ベース]

先日録画していた番組を片っ端から見ていたらどっかの番組でハウンドドッグ(当時)の「ff」が流行っていた時の映像が流れておりまして、まあもちろん当時学生だった私はその曲がヒットしていたのは知っていましたがハウンドドッグには全く興味を示しておりませんでした(笑)。

ただ、当時の連れと丁度うまいこと行っていた時代に流行っていた曲だったので、そんな昔のことを思い出したら夢にまで出てきてしまった始末(笑)。左近治、過去にも寝言でよくバレてしまうことがあったので気を付けなければなりません(笑)。寝言に話しかけちゃいけないと親に教わったはずだろ!と強く言えない悲しい男の性(笑)。よ~く誘導尋問させられてしまっているようです、ハイ。

まあ、そんな昔のハウンドドッグの映像を見ているとベースはセイバー使っているじゃありませんか!ミュージックマンのSABREですね。「サブレ」じゃないですよ(笑)。左近治はStingRayよりも好きだぜ!別にルディ・サーゾが好きだからというワケではありませんよ。その後アリア使ってましたけど(笑)。ロック界隈で好きなベーシストはジーン・シモンズとルディ・サーゾ、クリス・スクワイアとフィールディーでしょうか。

しかしまあ、アリアのSBは名機だったと思うんですなあ。少々失礼とは思いますがアリアのブランド力は弱いと思います(キッパリ)。しかしながらあのベースは当時手に入れておけばよかったと思うことしきり。マーカス・ミラーだって1st&2ndソロアルバムじゃJBより使ってるじゃありませんか。何より、マーカスが抱いているベースはSBですぜ、ダンナ。倍音豊かなエグイ音。ジャマイカ・ボーイズの1stの「Wait」のあのエグイスラップはSBだろ!超肉厚のブラス製ブリッジをボディにザグリ入れて埋め込み強烈な深いサステインとBB回路によって生まれる七色の音etc実にイイ楽器でした。

スラップのような音でも重厚感を残しつつ倍音豊かに鳴るベースというのは好きですね。ピック弾きでもその技量によって様々ですが、音色をどれだけ弄ろうとも倍音が少々耳障りになる時というのはあるもんですが、高次倍音にやたらと強烈に伸びるだけのカーブではなく中音域が埋没しない(ドンシャリという意味ではなく)キャラクターを持つベース、或いは倍音は比較的乏しくなろうとも指弾きのそれに埋没しない音色のキャラクターを併せ持つ絶妙なバランスを持ったベースというのはミュージックマンのスティングレイやセイバー、それとアリアのSBだと私は信じてやみません。

ところで来週はマーカス・ミラーの参加する懐かしい某曲やらジョン・スコフィールドのWabashやらを含めた(他にも飛び道具系等、色々取り揃えております)曲を用意しているんですが、以前にもチラッと語った「Wabash」。ツェッペリンを思わせるような音が非常に好きな私でありますが、その中で私のリーサル・ウェポンとするフレーズを織り交ぜてみたくなってしまいまして、ついついツーバス・フレーズに使ってみたというワケです。それが6連符と5連符を交互に使ったフレーズであるんですが、とりあえず譜例をば。

nakanuki_phrase.jpg

私が実際にこのフレーズを使うシーンはベースなんですが(笑)、キックに使えばボンゾ風にイナタくなるだろ、と思いまして今回使用しておりますので、リリースの際は是非お聴きになっていただけるとコレ幸いです。

ベースの場合はやはりこういう符割はスラップだと軽くなっちまうんで、男なら指弾きかピックで攻めて貰いたいもんですなあ(笑)。

指弾きの場合は左近治は5連符のアタマ2つはアルアイレ風のアポヤンドで弾きます。矛盾した表現かと仰られる方もいらっしゃるとは思うのですが、以前にも語ったように、私はフィンガーレストを使用せずに右手親指をボディに押し付けるか、弦をストッパーにしても弾く位置はコロコロ変えます(笑)。

んで、例えば4弦ベースの4弦弾いている時ならボディにしっかり右手親指押し付けたら、その親指を人差し指と中指の振りをストッパー代わりにします。しかし、人差し指と中指はアルアイレの要領で弾きます。ゴリ感が出るんで。

で、この弾き方は5連符のケツ2つと6連符のアタマにかけての3つ音が続くところでも弾きます。

ピックの場合だと90半ばのテンポなら全部ダウンで弾いてもイイでしょうが、6連と5連のそれぞれのケツの音のみアップストロークを入れた方が私個人としては好きな弾き方であります。

「どーしてもこの符割をスラップで弾きてぇ!」という、ケツの穴ぁso tightな人はですね、とりあえず休符の部分は左手ミュート音を出すようにした方がよろしいかと。サムのアップストロークは使ってはいけません(笑)。さらに、6連のケツふたつの音はサム連打ではなく、サム→左手ミュートとするのがよろしいかもしれません(笑)。

5連のケツ2つの音と次の6連のアタマの3つはサム3つの連打ですね。どーしてもスラップでやってみたいという方はこういう意図で弾いていただけると感じが掴めるのではないかと。

「するってぇと、ナニかい!?6連はサムと左手ミュートのシングルストローク連打ってこってすかい?」

まあ、そういうこってすな(笑)。まあ、6連アタマはそのままサムを伸ばしてみたり、色々バリエーション増やすのもベーシストの姿でありましょう。左手ミュートの頻度が多いからと言って敬遠してはいけません。そもそもスラップ操るくらいなら左手ミュートでもダブルストロークをマスターして32分音符連打できるようになってナンボ。ドラムの経験ある人の方がマスターしやすいかもしれませんが(笑)。そういうのをマスターできるようになって飛び道具フレーズが生まれる、と。チョットしたサーカス・プレーなんぞすぐに出来るようになります。

ドラマーなら、これらのフレーズで8分を刻みながらやれるようにしてナンボでありましょう。但し左近治はそんな腕持ち合わせていないため、8分刻みながら1拍3連刻めないんです(笑)。8分刻みながら1拍5連刻むのはできるんですが、8分刻みながら2拍5連となるとこれまた出来なくなるという、実にチキンな野郎でございやす。細かい符割の方が勢いで誤魔化せてしまうという、まだまだ咀嚼しきれていない証なんでしょうなあ。実に悲しいモンです。だからドラムを離れたのか・・・(笑)。

まあ、ジェントル・ジャイアントのように8分裏から2拍3連フレーズやるような腕を持ち合わせたいのが理想でありますが、これはあくまでも左近治がドラムを操った場合なので(笑)。精進しないといけませんな、こりゃ。