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ソフト・シンセ慕情 [制作裏舞台]

雪が降ったお陰で普段よりも楽曲制作に勤しむことができた左近治であります(笑)。土曜日の内に出掛けておいて良かったな、と♪

土曜日は午前中からアップルストアや楽器屋を物色していた左近治でありましたが、アレですね、楽器屋業界は朝早く訪れた所で開店すらしていない所も多く(笑)、この業界は昼が朝なんだよなぁという事をすっかり忘れておりました(笑)。

某プラグインやベース弦やら楽譜などを物色しながら、というワケだったんですが、しかしアレですね。今やネット上でも楽器業界の宣伝というのは広告費用削減の手助けにもなっているのか、一昔前と比較すればその宣伝の謳い文句というのは雲泥の差があるんですが、いざ足を運んでみると在庫すらままならず閑古鳥のムードすら漂う店が実に多く(笑)、あたかも真砂の数の高級楽器の山に埋もれる感覚に浸れるような店など数えるほどしかないんですな。

如何に誇張されて販売されているのかという事をあらためて思い知るワケなんですが、情報においては彼らはそれでメシ食ってるワケですから知っていて当然。分からない事でもメーカーとの連絡でどうにか済むというモンです。ところが週末はメーカーやら問屋やらが休業のため、ちょっと突っ込んだ問い合わせをすると途端に及び腰になる店員もいてですね、メーカーにわざわざ問い合わせることなく熟知している店員というのは実に少ないモンだなあと昨日あらためて感じたワケですね。ネット上じゃあそれこそ店員誰もがプロスタッフ!という感すらあるんですけどフシギです。ネットの落とし穴ってぇワケですな。

でまあ、楽器屋に足運んだ後自宅に戻ると触発されてしまうのかついつい制作にも力が入るんですな。その流れでこの雪だったので実に制作に力が入った週末だったというワケです。

久々にソフト・シンセ/サンプラーを30トラック以上使う楽曲を作ったのでありますが、左近治がこれまでリリースした着うたで最も数多くのソフト・シンセ類を使った曲は、坂本龍一の「Das Neue Japanische Elektronische Volkslied」でした。40半ばくらいの数使ってます(笑)。

去年リリースした「すばらしい世界旅行」のテーマ曲も30後半くらい使いましたか。

これくらい多く使わざるを得ない楽曲というのはもはや同時に発音している部分でも平気で20数トラックは鳴っているというモノが多いのですが、左近治はフリーズトラックは使いたくないというスタンスなので(笑)、CPUの負荷には結構気を遣わざるを得ないのであります。ましてや96kHz/24bitだと。

こういう制作状況で最も新しいMac Proの8コアは今のG5 Quadの倍はいけるかもしれない、と痛感しました(笑)。実際には私の所有するサードパーティーのプラグインと同じ物を実装して試せたワケではないのですが、それくらいの差は感じられたんですね。とあるプラグインじゃあ分散処理すらうまく処理できずにいるというプラグインが多い中(笑)、もうちっと最適化進んだらホントに買う頃合いだなあ、と実感。

フリーズトラックというのはAbleton Liveを除けば上書きしていけないから使いたくないんですね(笑)。フリーズ解除が面倒臭いというのがホンネ。そんなシーンを感じさせないのがAbleton Liveのフリーズ機能というワケで、クラブ系の音楽でなくともこの機能があるからAbleton Liveを選んでいる人は多いのではないかと思います。

特にクラブシーンでもてはやされる音色のバリエーションは着うたの比ではないでしょうから(笑)、CPUパワーと相まってあのフリーズ機能を使えば本当にCPU負荷を忘れさせてくれるってぇモンなのです。

LogicやらDPもこの辺りが課題なのでしょうが、あまりにトラック数を増やすと制作開始時に小さめの音でミキシングしていっても、下手に特定のトラックに欲を出してしまうとすぐにパッツンパッツンの音に変容するので、こういう所がデジタルのミックスの難しい所です(笑)。最初から音圧を稼がないでモニタリング・レベルを調整しながらやっていかないと飽和させたいシーンでなくとも飽和状態になりかねません(笑)。飽和感のあるサウンドってこういう風に作るワケじゃないんですけどね(笑)。

雪の日だといつもよりもモニタリングの音がクッキリハッキリ東芝さん♪(←死語)になるので一層力が入った左近治でありました。最近はLogic ProとAbleton Liveの2つの連携が本当に多くなった左近治でした。