SSブログ

付点16分音符 [ドラム]

とまあ、現在制作中の曲のドラムのオカズが非常に高度な付点16分音符を鏤めたフレーズなので、思いっきりタイトルにしちまいましたがとりあえずは先週リリースした悟生楽横町のラインナップの方を簡単に説明していきましょうかね、と。

今回は6曲。左近治にしては多い方ですな(笑)。坂本龍一の「Dear Liz」やら「A Tribute to N・J・P」がYMO関連。他に2曲がオリジナル・ジングルに、新垣結衣が舘ひろしと出演していたドラマ「パパとムスメの7日間」のサントラやら、少々おバカ風味を醸し出した「森のくまさん」(笑)。とまあ、とってもモンドで雑多なラインナップとなっておりまして、左近治のSchiz感覚もといScatter brain感覚(笑)がそのまま反映されているようでもありまして、自身の欲望を素直に向き合うと途端にこーゆーモンドな感覚になるのが左近治であります。

オリジナル・ジングルの方のひとつはポップできらびやかな音をちりばめたループ。もうひとつは近年のincognito風味のある感じのループ、と(笑)。ベース・ラインはランディ・ホープ・テイラーを意識いたしました(笑)。

坂本龍一の「Dear Liz」の方は変則トリオ編成のアレンジにして、クラシック・ギターとドラムのMIDIグランドという構成を想定して、Media Bahnライヴっぽさを出してみました。

Dear Lizは一時期サントリーさんのCM用に制作されていた曲ですが、NHK-FMのサウンドストリートで当時は渡辺香津美と坂本龍一のデュオのバージョンが放送されたコトもありました。本来ならこのアレンジにしたかったのですが、当時エアチェックをしたはずのテープが見当たらず断念(笑)。

ま、そうして着メロデビューの際にリリースした「T Tribute to N・J・P」はマイナー・メジャーの和声をふんだんに使った私が好きなタイプの響きなので、着メロ3&4和音時代以来となるリメイクに挑戦。こちらの方はMedia Bahnnライヴをお持ちの方は同時に再生していただくと、ほぼ寸分違わぬ尺でズレもなく再生できるようになっております(笑)。伴奏部分の和声はライブバージョンだと希薄な部分もあるため、原曲の和声構造を頼りに私が付加いたしました。本来の曲の和声構造を漏れなく伝えてみたかったので(笑)。

マイナー・メジャー7th関連の話題が続いていたので、こーゆー風に引っ張ってみたんですが、実は冒頭のタイトル「付点16分音符」の某曲ものっけからCmM9(11)から始まる曲を意味するものであるのです。

ジョン・パティトゥッチの1stソロ・アルバム収録の「Baja Bajo」。この曲のヴィニー・カリウタ先生は本当にカリウタ先生らしさが出ているのでついつい作りたくなってしまったワケですが、イントロのオカズは16分付点を織り交ぜながら一連のリフが32分音符一つ分ずつズレていく、ってぇヤツですね。

フラムのルーディメントやらこなした方なら結構親しみやすいオカズだとは思いますが、フラムの符割を意識してドラミングしている人の方が実際には少なく、フラムの発展形フレーズを付点16分音符で織り交ぜて、32分音符ひとつひとつをキッチリ把握して叩いているカリウタ先生の神の領域プレイをどうしても取り上げたくなってしまったというワケでございます。
過去のブログでも、カリウタ先生は32分の裏を意識して叩いているというコトを記事にしたコトがあるので興味のある方はそちらの方も目を通していただければと思うのであります。

ジョン・パティトゥッチの1stソロ・アルバムは、ベーシストのアルバムという位置付けには勿体ないくらいコンポージングが実に多様で、ソロ取らせりゃスラップしかできねーだの(笑)、無理矢理転調してまでE一発系に持ち込もうとする愚鈍などこぞのベーシストの曲とは対極に位置するモノでありましょう(笑)。アルバムのミックスの音も私は結構好きで(チック・コリアのプライベート・スタジオMad Hatter)、80年代後期はこのアルバムとジョー・サンプルの「Spellbound」のアルバムの音はかなり好きで今でもリファレンス的な位置付けにしております。ジョー・サンプルのアコピのプレイは嫌いなんですけどね(笑)。

最近では、難解な曲でも楽譜に頼るよりもてめえで耳コピした方がやり甲斐があるというか(笑)、もはやそうでもしない限り制作意欲が湧かない(笑)のが本音でして、「俺だったら絶対J-POP作るのになー」と周囲からも言われることがあっても馬耳東風(笑)。東京事変は別として、その手のJ-POPで私がここ数年で金出したモノなんてBonnie Pinkの「Private Laughter」と大塚愛の「さくらんぼ」程度(笑)。あ、HALCALIもあったっけ(笑)。

Private Laughterのベースが亀田誠治だったらサビのリフはああしないだろーなー(笑)、などと思いつつもついついカーディガンズを思い出してしまうあのプロデューサーの名前ド忘れしちまいました、あの音についつい耳奪われてしまう郷愁感があったってェもんですよ。ホントにJ-POP関連ここ3、4年くらいまともに買ってませんね、そういや(笑)。借りたり盗んだりしているワケでもないですよ(笑)。

いかに世間の多くの人達と乖離しているかがあらためて解るってェもんですよ(笑)。歩いていても右足出した次の足も右を出そうとする感覚で歩いてスキップ、と。ちょっくら付点音符の感覚でレッツらゴー!とくらあな(笑)。今度からネーミング「Let it go三匹」にしよっかな。