SSブログ

MUSTなリズムマシーン達 [ドラム]

最近はオーケストレーション系のものを制作することが多かったのでありますが(近日リリース予定)、開離音程(ドロップ2&4多し)がメチャクチャ多い楽曲達を扱っていると、時たまクローズドなヴォイシングのハーモニーを妙に欲するようになってしまうんですなあ。

そんな折、オリジナルで久々90年代系のAcidなローファイな音でも作ろうかと思ってですね、レイ・ヘイデン&マッド・プロフェッサー系の音やら、当時のハービー・ハンコック系のようなモノを作っていた所なんですね。ま、ソコであらためて感じたのはOberheimのDMXって本当に役立つよな~とあらためて痛感したんですな。

ココ半年くらいを振り返ると、最近にわかにDMXが見直されてきているせいかKontakt 3でもサンプルが付いてきましたし、Ableton Live 7のAbleton SuiteにもDMXの音が。

いわゆるローファイな音作りだけでは物足らず、色んな音を混ぜこぜにした時こそDMXの良さが解るってぇモンですよ(笑)。混ぜこぜに便利なDMXはリズムマシンのMUSTアイテムの最右翼ですな、左近治にしてみれば。909なんて二の次でイイ(笑)。

混ぜこぜ系とはいえ、どういう音を混ぜるかで音の「立ち方」というのはかなり変わるので、サンプル単位でズラしてみたり、或いはゲートで削ぎ落としたり、一方では部分音ごとに極端に短い初期反射付加させてパンさせたりなどとアイデアは尽きないのでありますね。立ち方としても最も簡便的なのが、ある部分音として用いるサンプルをオクターブ上げちゃうってぇヤツですな。但し、元サンプルの倍のサンプルレートで制作していないとエイリアスノイズの影響でクリアな抜けがなくなってしまうので注意が必要なんですが、それを逆手に取って8kHz以下にリサンプルすることもあります(笑)。その前段にエイリアスノイズがふんだんに乗るであろう帯域を逆算してやたらとブーストさせてリサンプルさせたりとか、ですね。ココ10~15年はそうやって遊んでいる方々が多いと思います(笑)。左近治もその一人でして、いつの間にかそういう音作りを身に付けてしまいました。

ハットの立ち方もこれまた結構気を遣うポイントでありまして、私はKORGのS3が一番好きなんですけど、たま~にALESISのSR-16を遣う時もあります。でもやっぱりS3が一番イイですね。

そう考えると

・DMX
・TR-909
・S3
・SR-16(or D4)

上記の3つ4つあれば、混ぜこぜ系の音には十分満足できるリズムマシーンの音だと感じてしまうワケであります。ここにAcetoneやらハモンドのリズムボックスが加わってもオイシイですけどね(笑)。

2008年を迎えた現在、デジタル機器は低価格においても高品質なモノが現れてきておりますが、デジタル黎明期というのは音を通しただけでダイナミック・レンジは縮まってノッペリ感が出ちゃったり、左右のパノラマ具合すら若干変わってしまうのもありましたが、こういうのを逆手に取って音作りしている人達が実に多かったモノであります。

おそらくやデジタルの世界でのステレオのパノラマの処理ってェのは鬼門なんですかね。センターから目一杯振った時は自分自身はリニアなつもりでも結構定位にはどこもかしこもクセが出るんですよね。こういう所のクセっていうのはもちろん今でも継承されているんでしょうが、ビット辺りのdB計算の基準値の持ち方の違いなんでしょうかね。だからこそ微妙に変わる、と。

何年も前からそういうコトを逆手に取って音作りをしている人達こそが「勝ち組」なんでしょうなあ(笑)。原音すら知らない輩がこういう世界に足突っ込む時代でもありますが、逆手に取ることもしなければ本質をも理解しようとしない。そのクセ景気付けのための理由は欲しがるものの結局はデキの悪い結果の言い訳の為に欲しがる始末(笑)。

イノベイターになれぬ者など何も音楽のみならず、こういう及び腰と言い訳のスタンスで成立しているのが現実なんですけどね(笑)。音作りたさにネットを徘徊しているようじゃその時点でアウツなんですよ(笑)。

隣の芝生が青く見えようが枯れていようが、自分の連れ・女房の芝生の手入れしてやることに気ィ遣えってぇこってすな(笑)。

表現がいささかドスケベでしたでしょうか!?まあ、文字読んだ所で「音」は解らないモンなんですわ殆どの人は。G音って書いてすぐに頭に浮かぶ人、或いは事例を書いて理解できる人はそれまでの試行錯誤という自身の経験に基づいて咀嚼できるからこそイメージできるからであって、何も判らない輩が文字読んだところで理解できる筈がないんですな(笑)。

お天道さんだって四方八方まんべんなく光を照らしてくれているように思うかもしれませんが、太陽の光を目の当たりにした「結果」というのはですね実は太陽がアナタの存在を確信してその方向に向けてくれたからなんですな。何も遠回りして光が漂っていたワケではない(笑)。

太陽すらも気付いてくれぬようでは日の当たる場所に存在できるワケでもなく、太陽さんってぇのはなんでもかんでもスルッとマルッとお見通しなんですなあ(笑)。

光子にベクトルが与えられたからこそ光子は進み、それを目撃することを予め知っていたように光子は現れる。これが光速度不変の面白さであるワケで。そもそも音なんて空気が無ければ聴こえない(笑)。

同じ本を読ませても理解度は千差万別。デジタルデータを再現して音はアナログになり聴こえてくる。理解度に乏しいと聴こえてくる音すらどう理解されているのだか。世の中実に面白いモンですなあ。