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パソコンとの上手な付き合い方 [回想日記]

この左近治、年の瀬にあらためて思ったのでありますが、

「なにゆえ、音楽制作においてパソコン使わなにゃならんのだ!?」

とあらためて感じて自問自答していたのであります(笑)。

シーケンサー専用機を弄り始めて20年を超え(笑)、ATARIを手にしてその後Macとお付き合い。Kクリ始めてからWindows導入、と。本当ならパソコンなくても音楽はできるのだから、いわゆる「パソコン的な」操作やら知識はトコトン避けて通りたいのがホンネ(笑)。

でもですね、MacもOS X以前のUIならいざ知らず、OS Xになってからは激変したんですなあ、UIが。コマンド使えるなどある意味Macの世界では脅威であり、オモチャの延長のようなUIだったものがOS Xでは「パソコン化」した感があるのは否めません(笑)。だからといって使いにくくなったワケではないんですが、OS X以前のクラシックなMac OSを持ってしても、「パソコン」たる部分はあったのだし、それに長年触れてきたことでいつの間にか「パソコン的」な知識は身につけてしまったからこそ、新たな環境へシフトできてしまっていたワケですなあ。

とはいえ、根が「オモチャMac」的な思考を有する左近治(笑)。MacのつもりでWindows触ってそれこそネットに繋いだ日にゃあ危険極まりありません(笑)。

もちろんWindowsユーザーだって操作の利便性が向上したことに盲目になって、セキュリティなどお構い無し!というくらい「オモチャ的発想」の人も中にはいるとは思うんですが、セキュリティに脅かされる度合いは半端ではないWindowsユーザーは、やはりMacのそれとは違って意識が高い人が多いと思います。

Windowsプラットフォームでしか用意されていないソフトなどを渋々使わざるを得ないシーンもありますが、Macと比べるとお付き合いの度合いは雲泥の差(笑)。Macに慣れているからこそではありますが、だからといって「Windows憎し!」ではないんですなあ(笑)。

ただ、インテルMac以降、音楽制作においてはMacが有利になってきた現在、WindowsユーザーもMacを有する人が増えてくると思うのでありますが、MacのG3からG5までの期間はアップルはある意味闇の時代だったと思うんですな。マイクロソフトからの出資も手伝って相互ライセンス利用可能で、アップルは首根っこ掴まれていたのも同然で、未公表の技術などは隠匿していたのでありましょうな。

その相互ライセンスでWindowsはXPで熟成できましたし、アップルの反逆は相互ライセンス利用が終わってからジワジワと盛り返してきたというワケであります。

この闇の時代にWindowsに浮気をした人もかなり多く、有り余るほどのCPU処理にうつつを抜かした人が多かったというワケです。主要なアプリケーションがOS Xを重視せずにOS 9プラットフォームを長いこと維持し続けたことも理由に挙げられるのではないかと。

そんな曲折がありましたが、音楽分野だけではなく「パソコンとしての」意識が高いWindowsユーザーは今現在のMacを使いこなす人が増えてくるぞ、と。よもや「オモチャ的発想」から脱却してある程度成長しないとダメになりかねない(笑)。

意識の高い層を取り込むことで、よりパソコンは高度化していくというコトです。

OS X 10.5はかなり熟成されましたが、UNIXとしては機能していてもOS Xがその機能を使っていない部分もまだまだ多く(不必要な部分もある)、こういった所に手を伸ばして機能を拡張させるのはコマンド使うしかないんですが、Windowsと比較するとそういう隠れた深い部分の機能のUIが用意されているのは少ないんですなあ。ある意味そういう部分に真砂の数ほどいる「オモチャ的発想」の人に手を届かせたくないという理由もあるんでしょうが。

私がWindowsマシンを構築する際、最も手間ひま掛けるのはMMCコンソールでポリシー編集やら、そういう部分(笑)。本当ならこういう作業は避けて通りたい私でありますが、作業に没頭せざるを得ないそういう手間ひま掛けることは実は嫌いではありません(笑)。

むしろ、「パソコンを弄っている」と実感する部分でもあります(笑)。

中にはコマンドでテキパキやってこそ!

というパワフルなユーザーもいらっしゃるワケですが(笑)、そういう操作に没頭することでパソコンの深部を理解できたとしても、それが音楽制作に反映されるほど密接な関係にあるわけではないのも事実(笑)。セキュリティ面において知識も少ないのにただ単に高めたいのならネットに繋がなければよいのであります(笑)。

ただ世の中そうも言ってはおられず、漢字Talk6.0.7の頃だってMacはRS-422ケーブルを相互のMacに繋げるだけで、面倒な設定無しにネットワークできるというのがMacの最大の利点でありました。もちろん繋ぐだけでマシン越しのアプリだって操作できたワケでして。

今、この手軽さはMac同士なら継承されていますが、MacとWindowsとなるとそう簡単ではない(笑)。どちらかがセキュリティ面において若干弱いという設定をしているのなら難なく繋げられますけどね(笑)。ただ、そのままの環境でインターネットとなると実に不安要素タップリなのが現実なんですね(笑)。

そんなセキュリティ面、音楽においては殆ど無縁。縁があるとすれば、ネット越しのノードとか、そういう部分。

WavesのAPAだってDHCP用のポートを使います。USB3.0じゃあマルチキャストふんだんに利用しようとする(笑)。塞いでしまって大丈夫なのか!?WAN側に漏れてハックされないようになど、と。

音楽面においても不可避ではなくなってくるネットワークの知識。IT技術者じゃないから何とも言えませんが、パソコン使ってりゃこういう知識は避けて通れなくなっているのが現実なんでしょうなあ(笑)。

パソコンなければ音楽できないようでは言語道断でありますが、パソコン導入したからには結局の所知らなくてはならない部分が出てくるわけで、利便性の前に盲信してしまってセキュリティ対策も不十分でアレコレやろうとすると泣きを見る、と(笑)。うまいこと付き合っていかないとダメな時代になってしまったんですなあ(笑)。