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ラウドネス曲線を意識する [たわごと♪]

ラウドネス曲線ってぇのは簡単に言えば、ある音を聴いた時にそのトータル音量の増減によって、特定周波数が人間の耳にはどういう風に聴こえるか、というこってす。

つまり、音量絞ると低域が不足する(ように感じる)、高域は耳につきやすい、と。

それが音量(音圧)によって特性がコロコロ変わるわけですな。つまり音作りする際モニタリングレベルを上げ下げしていると場合によってはミックス加減量に変化が生じてしまいかねないというこってす。

ラウドネス曲線ってぇのは音量絞った時の低域不足を補おうとする役目みたいなモンに思われるかもしれませんが、音圧に応じて全周波数帯も実は増減されているんで、ただ単に低音ブーストされてる曲線じゃないんだぞ、と(笑)。まあ、オーディオの特性に関して少々知識のある人なら誰でも知っていることだと思うんですが、このラウドネス曲線の定義は古く、実はこのISO規格も変遷を遂げていて、今では結構マイナーチェンジされているんですな。

独立行政法人 産業技術総合研究所より


実は左近治、先のLogic8でバイノーラルを使ったデモの時にラウドネス曲線を意識しまして、Reaktorで簡単なensファイルを作ったんですな。音量に応じて曲線が変化するというのを。

別にReaktorが無ければ出来ないというほどではなくて、バンド数の細かいタイプのグラフィックEQでも似せることはできます。トータルレベルに応じて増減具合が変化すればイイんですからね。ここで必要になるのがモーフィング。


昔のTC-1128は、異なるイコライジングをプログラムチェンジすると自動的にモーフィングしてくれていたワケですよ。周波数が動くとモーフィングというかワウ効果が顕著になりますけど、あくまでも周波数固定の上でのブースト/カットのモーフィングですからね。厳密に言えば、特定バンドだってレベル増減によってQ幅の裾野に変化があるので、ワウというよりはもっと穏やかな周波数帯の変化はあるんですが。

つまり、異なるセッティングをモーフィングすると同時に、そのターゲットとなる音の音圧をVUメーターで確認しながらそのレベル加減に応じてラウドネス曲線の変化具合を弄ると更にイイことあるぞ、と(笑)。


ラウドネス曲線に関しては先のホームページで詳細をご理解していただくとして、ホームページ先には回折という言葉もごく普通に現れています。

回折ってぇのは大まかに分ければ3種類あるんですが、それはまた別の機会にでも語るとしまひょ、と(笑)。


フルー音管の物理モデリングでEQとか作れないものですかねえ。


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こういうことの重要性は「スロープ特性のよさ」なんですな。サンレコ検定でスピーカーの解説ありましたけど(笑)、ホーンも追加してほしかったですなあ(笑)。