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久々にジノ・ヴァネリでも [AOR]

作ろうかなーと思っておりまして、ハイ。

着メロ時代にはGino Vannelliの『Appaloosa』を作ったりしたんですが、CP-70は和声を動かしているのに、大半の人は、あのリードギターと同じリズムでハーモニーを形成していると思っている人が多いのか、「こういう運びだっけ!?」などと私の近い人物からも結構指摘された覚えがあります(笑)。アパルーサのコードの運びはリードギターとトゥッティじゃないですよ、ハイ。

とまあ、そういやあ着うたじゃあGino Vannelli作ってなかったなーと思って久々に思い浮かべたのは『Santa Rosa』。アルバム『Nightwalker』の中で一番好きかもしれない。最近じゃIntelの技術として耳にする機会が増えたモンですが、そろそろ作ってみたくなりましたぞ、と。

まあブラザー・トゥ・ブラザーやらやりたい曲はあるんですけどね、曲の最初から最後まで全ての音符にまで耳が離せないような名曲は、よほど面白いアレンジが浮かばない限りは、CDを手にして聴いてもらった方がイイんですよ(笑)。制作者の私が言うのもなんですが(笑)。

左近治の場合は、買って欲しいというスタンスは二の次で、「こういう曲をこういうアレンジはどう?」みたいな軽い紹介を、利用者の方々になるべく小額で済む投資で後押しできればな、というスタンスなんですね、今も昔も。

そういうスタンスなんで、よほどのアイデアが湧かないと制作しない、ということでもあるんです(笑)。

ただ、Hatfield and The NorthよりもGino Vannelliを知っている方が多いでしょうから、こういうコトを考慮すると、やはりHatfield and The Northに注力した方がイイのではないかと思って、これまでにリリースしているワケであります。

とことんマニアックにすればいくらでも出来るんですが、左近治はさらに、凝った和声やらフレーズの曲を取り上げているのが特徴ですので、マニアックのサジ加減も考慮してはいるんですね。

さらに忘れてはならないのが、オリジナル(原曲)の良さは決して超えることができないというコト。開き直りではないんですけどね。着メロでも着うたでも、その着信音たるアレンジがどれだけマッチしていようとも、聞き手がオリジナルのそれよりも着信音を重視した場合(超えたと認識した場合)、オリジナルの曲として良さは実は希薄な作品なのだと思っております。

もっと簡単に言えば、着信音で息を吹き返すような曲は所詮その程度、というコトの裏返しでもあるワケです(笑)。その裏返し感覚を嘲笑うのではなく、楽しむという感覚。それが左近治にとっての飛び道具であったり、おバカ系であったりするわけです(笑)。ほとんどの人がこういう感覚は有していると思うんですけどね。そういう曲でも楽理的な側面で彩りを与えたいじゃあありませんか(笑)。そういう部分を見過ごされることなく取り上げられればなーと常々思っているワケなんです。

硬派な(まともな)選曲の思考になっている時は、概ね脳幹を刺激してくれるおバカ系に出会う予兆でもあるので(笑)、その出会いとやらも楽しみなワケであります。