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ゴマアザラシに酔う。年の瀬に [回想日記]

月日の経つのは早い。まさに光陰矢のごとし。秋冬はすっかり遊びに、行楽に、買い物にとふけっていた左近治。絶好の釣りシーズンでもありましたなあ(笑)。

時間は万物に等しく流れ左近治もまた歳を取っていくのでありますが(笑)、めまぐるしく老いぼれていく左近治にとってもプランク時間が等しく流れているのだと言い聞かせながら振り返ってみると、音楽面においては年末近くになって結構着うた用のネタにしたいなあと思う音楽に出会うことができましたねえ。年末年始にかけて左近治の嵐のようなリリースをお見せできればよいかなーと思っているのでありんす。

で、ゴマアザラシのCMなんですが、コレ、かなりヒットです。

JTのROOTSのCMといい、MAO/dの「VERY LOVE –0.5℃」然り。

前者はカウベルのポコポコ感を少なくしてエレクトロなビートで演出して制作を終えたところです。

MAO/dはCMで聴いたとき、ベースに惚れましたねえ、コレは。音価の長いフレージングや音の飲む(切る)感覚、セクシー・グリッサンド!早速買ってクレジットを見てみたら「亀田誠治」の名前が。う~んやはり亀田誠治はスゴイ音を出しますな。チョイ不良ならぬチョイ歪の音が実にキレイに高次倍音が出ていて、音のスペクトル的にはジェントル・ジャイアントのレイ・シャルマンが弾いている「Convenience(Clean and Easy)」(アルバム「Civilian」収録)を思い出してしまいました。

レイ・シャルマンのそれは8弦ベースなんで実際には違うんですが、そういう感じの倍音の出方を思い起こさせてしまう亀田ベースのサウンドに心打ちひしがれるワケであります。MAO/dの方も作ろうかなと思案中であります、ハイ。それにしても、最近グリッサンドひとつで酔わせるベーシストなんて久しく聴いてなかったなあ。後藤次利以来かもしれないですな。

まあ、ベースに酔いしれたとはいえ真の音や技能面で訴求力のある音楽に出会えるというのは、歌謡界においてはかなり少ないコトなんで(笑)、こういう音楽がフツーに流れているというのは実にイイもんですなあ。

今年を振り返るとドナルド・フェイゲンの新アルバム収録「The Night Belongs To Mona」、AYUSE KOZUEの「boyfriend」、MAO/dの「VERY LOVE –0.5℃」の3曲が、左近治にとっての今年のレコード大賞でしょうか(笑)。次点でmihimaru GTなどの新作が左近治にとっての今年のベストでしょうか。あ、ハラカミレイの新作を忘れてた(笑)。

ホントはあなくろ本舗での洋楽が左近治のメインスタンスではないのか!?まあ、確かにJ-POPというジャンルは非常に疎い左近治ではありますが(笑)、聴いてて心地良い音に洋モノも和モノも最初から分かるワケではないので(笑)、色眼鏡というバイアスをかけずに音楽を聴いていることが重要かな、と。iPodで多くの音楽を持ち運べるようなライフスタイルになってから極めて自然に音楽を聴くことができるようになったのがここ数年の大いなる変化ですね。

次は今年のベストCM。

これはもう音楽どうこうではなく新垣結衣のポッキーのCMでしょうなあ(笑)。左近治も何十年ぶりに自分でポッキーを買い、コンビニでついつい手を伸ばしてしまったことか。このCMで「新垣結衣」というタレントさんを知ることになった左近治でした。

オレンジレンジのあの曲の8分でフィルターがかった音にもセンスを感じますが、なにはともあれ、あのCMはスゴイですな。屈託の無い笑顔と、ややもすると素人チックな踊りであっても躍動感が実に巧みに演出されていて、HALCALIデビュー時やチェッチェッコリのCMよりも訴求力を感じた左近治です。ウチの娘もあんなに弾けて喜んでくれたら、父ちゃん、泪で前が見えなくなるんではないかと(笑)。あれだけ可愛く演出される子の親御さんが羨ましいくらいですな(笑)。

ま、左近治の一人娘は12月誕生日なので、誕生日→クリスマス→正月というイベントを堪能できるためか父ちゃんもついついチカラが入ってしまうのでありますな。

最近イイなーと思うCMソングが、ららぽーとのCMソング。70年代末から80年頭のコケティッシュでアンニュイな感じなニュー・ウェイヴというかフレンチポップを思わせます。その後おフランステクノ事情はかなり攻撃的でサッフォーとか出てきたわけですが、この曲のメロディはシャッフルで唄ってバックは8ビートでシンプルで無垢なフェイジングがかかっていないSOLINA風なアナログシンセサウンドがイイんですな。平林里紗さんという方ですか。覚えておかないと。そういえば今度横浜にららぽーとが出来るんだよなあ。鴨居だけど(笑)。あの辺は池辺町(いこのべ)と言いますんで、ご存知無い方は楽器屋さんのイケベを連想しないように(笑)。黄金町、英町、真砂町、庚町、神戸町、大豆戸町、野庭町、小菅ヶ谷などなど、さあ貴方はいくつ正しく読めたかな?

あとはエビちゃんこと蛯原友里が出演しているFinePixのCM(クリスマスっぽくない方の)。富士フイルムさんによればaikamachi+nagieですか。道理でイイkickの音してるんですな。サイン波キックですが、ピッチエンベロープの音の処理やコンプの具合などチト違う。sami koivikkoな感じの音を連想させます、ハイ。

長くなってきたんで与太話は置いといて、次回は左近治のエレクトリック・ライフとでも称して語りまひょか(笑)。